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2023年5月6日

いちご栽培について(秋植え春どり)

秋植え春どりのいちご栽培は、春に収穫するいちごの栽培方法の一つです。秋に苗を植えて、その翌年の春に収穫する方法です。雪の降る青森でも露地栽培で収穫可能な栽培方法ですが、全国的に施設栽培が主流ですね。雪の下でも耐え、実をつける姿はとてもかわいらしく、家庭菜園でも楽しめます。以下は一般的な秋植え春どりのいちご栽培の方法です。ご参考ください!

いちご栽培の土づくり

いちごは排水の良い土壌を好みますので、露地栽培の場合は栽培に適した土地を選びます。砂質の土壌が最適です。また、肥料を多く含んだ肥沃な土壌もよいです。土の酸性度が高い場合は、苦土石灰などで中和します。その後、耕運機やシャベルなどを使って、土をふかふかにしておきます。弊社の資材ですと定植一か月前に超堆肥源5~10袋、ハッコウ肥料いのち特号を1~2袋、天然マグカルを1~2袋全面散布し、散布後耕運します。施設栽培でも工程は同じですが、プランター、地植えで調整されるといいでしょう。

いちごの苗の植え付け

秋に苗を植え付ける場合、霜が降りる前に植えることが大切です。20-30cmの間隔で植え付けます。苗の根を傷つけないように、植え付け時には根を優しく広げて植え付けます。クラウンが埋まってしまわないよう浅植えにしましょう。定植時にゲルマプラントシャワーを2000倍に薄めて潅水します。この工程によって根はりが良くなります。

いちごの栽培管理と収穫

植え付けた苗には、たっぷりの水を与えます。3月の半ば過ぎ、ゲルマプラントシャワーを2000倍に薄めた液を葉面散布。4月の終わりころにももう一度葉面散布しましょう。適宜、潅水を行いながら、害虫や病気の防止をします。いちごは、カメムシやハダニ、ダニなどの害虫が発生することがあります。また、病気にもかかりやすいので、定期的なチェックが必要です。防除方法としては、害虫用の農薬や病気用の殺菌剤を使うことが挙げられます。春になると、いちごの花が咲き始めます。花が咲いたら品種によって間引きしたほうが実りがよくなります。実ごと摘むようにして収穫します。

いちご栽培のまとめ

いちごは花芽のぶん実が成ります。大きないちごを収穫したい場合は、思い切って数個に仕立てましょう。収穫後は苗とり作業をし、株の若返りをすることで、食味の良いいちごを栽培をし続けていただきたいです。ただし、その苗はパテントがかかっているかどうか調べて不法な扱いをしてしまわないようお気を付けてください。