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2025年10月16日

もう薬だけじゃ守れない!超堆肥源で病気に強い土づくりの実践法③

芝生管理において「予防」がこれまで以上に重要視されるようになっています。
「病気が出てからではもう遅い」「薬が効かなくなってきた」——そう感じているゴルフ場管理者の方も多いのではないでしょうか?

前回の記事では、グリーンやフェアウェイなど場所別の具体的な使い方をご紹介しましたが、今回は一歩踏み込んで、なぜ超堆肥源が“予防的な病害管理”に効果を発揮するのかを解説します。

土の構造を改善し、病原菌の居場所をなくし、農薬の使用回数も減らす——
こうした変化をもたらすのは、超堆肥源に含まれる「生きた微生物」の働きによるものです。

薬に頼らず、芝生を内側から守るという新しい考え方を、ぜひこの機会に深く知っていただければと思います。

芝生管理に革命!超堆肥源で病気を予防する土づくり実践法

病気が出てからの“対処”ではなく、出にくい環境を最初から作る
この予防的な芝管理こそが、いま全国のゴルフ場管理者の間で注目されている新しいアプローチです。

超堆肥源は、微生物のチカラで芝土壌の状態を改善し、湿害や病原菌に強い土台をつくります
ここでは、その仕組みを物理性・生物性・管理性の3つの視点から解説していきます。


✅超堆肥源で実現する3つの予防効果(簡易リスト)

  • 通気性・排水性の改善による湿害リスク低減
  • 微生物の拮抗作用で病原菌を抑制
  • 農薬依存を減らし、持続可能な管理に貢献

土壌の団粒構造と通気性を改善する理由とは

芝の病気リスクが高まる要因の一つが、土壌の物理性の悪化です。
特に問題になるのが、土が固まりすぎて水はけが悪くなった状態=通気性・排水性の低下

これにより、ピシウム菌や炭疽病などの“高湿害”由来の病気が発生しやすくなります。

超堆肥源を施用すると、含まれる有機酸や腐植物質の働きにより、土の団粒構造(ふかふかの土)を促進します。
この構造ができることで、空気と水の通り道が確保され、芝の根が健全に育つ環境が整います

「なんとなく根張りが悪い」「雨のあとにベタつく」などのトラブルがある場合、物理性の改善だけで一気に芝が元気になることも少なくありません。

土壌を整えることは、見えないけど最も確実な病害予防の一手なのです。

殺菌剤に頼らず病害菌の抑制ができる仕組み

病気が発生するとまず殺菌剤を散布…これは従来の芝管理の常識でした。
しかし、それだけに頼ると薬剤耐性菌の出現リスクが高まり、効果がどんどん薄れてしまいます。

超堆肥源は「菌で菌を抑える」という、自然の拮抗バランスを活用したアプローチです。

土壌内でバチルス属やストレプトマイセス属などの善玉菌が優勢になると、病原菌が増えにくくなることがわかっています。
この現象を「微生物の拮抗作用」と呼びます。

これは、殺菌剤のように“敵を排除する”のではなく、生態系の中で自然に病害菌の勢力を抑えていく方法。
つまり、根本的に病気の起きにくい環境をつくる=予防というわけです。

この「菌で守る」発想は、薬剤に過剰に依存しない、持続可能な芝管理の新しいスタンダードになりつつあります。

農薬使用回数の削減でSDGsにも貢献

今、芝生管理にも**環境配慮や持続可能性(SDGs)**が求められる時代です。
特に殺菌剤や除草剤といった化学農薬は、使用回数に制限があり、周辺環境への配慮も年々厳しくなっています。

超堆肥源は、微生物を活用した予防的管理ができるため、農薬の使用回数を減らすことが可能です。
病害そのものを出にくくすることで、そもそも殺菌剤を「使う必要がなくなる」シーンが増えていきます。

これにより、以下のようなメリットが生まれます:

  • 使用薬剤量の削減
  • 耐性菌の発生リスクの低減
  • 芝生管理コストの最適化
  • 管理者・作業者の安全性向上
  • 環境と共存するコース運営の実現

芝生の健康を守りながら、社会的責任も果たせる管理方法として、導入するゴルフ場が増えているのも納得です。


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