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2023年4月6日

ピーマンの栽培方法について

ピーマンは、暖かい気候で育つ野菜の一つです。露地、施設栽培で全国各地で生産されていますが、弊社の所在する青森県でも露地栽培が可能です(平内町では国の指定産地に登録されています)お料理に使う場合、生でも加熱でも使用勝ってがよく色どりにもなるピーマン。最近では大きさ、カラーだけでなく、たねなしや子供が食べやすい食味の品種などがあり、直売所では食べたことのないものを出品されている農家さんもいます。基本的な栽培方法をご紹介します。


ピーマンの種まき

ピーマンの種は、通常春にまきます。土づくりの前に行う必要があります。種まきの適温は18~25度で、発芽後は直射日光が当たらない明るい場所に移動します。暗い場所に置くと徒長してしまいます。育苗箱を使って、種をまいた後に蓋をかけると、湿度を保つことができます。発芽など管理がむずかしい場合は、メーカーや種苗店などに注文し育苗された苗を購入するのが良いでしょう。病害虫に強い接ぎ木苗などもあります。

ピーマン栽培の土壌準備

ピーマンは、肥沃で排水の良い土壌が好ましいです。水やりがしやすい場所で、pH値が6.0~6.8の中性から弱アルカリ性の土壌が最適です。できればナス科の連作を避けていただきたいのですが、土づくりによって連作でも障害を心配することなく長年栽培されている方もおられます。施肥スケジュールはまず、定植1ヵ月前に10aあたり、超堆肥源5~10袋、ハッコウ肥料いのち特号1~2袋、天然マグカル1~2袋を全面散布し、散布後耕運してください。微生物たっぷりの土づくりが簡単にできます。有機物を施すし、根を深く張らせましょう。

ピーマン栽培の畝作りと定植

畝作りは畝幅110㎝、床幅50㎝、高さ35㎝程度に、マルチや敷き藁を施します。気持ち高めが良いでしょう。乾燥防止と地温確保のため、黒マルチを敷設。定植はピーマンが十分に成長し、外気温が十分に高くなったら、遅霜を避けて植えます。植える間隔は、約50cm~70cm程度が良いでしょう。風当たりの強い場所では風囲いをして、枝折れや傷果の発生を防ぎましょう。ゲルマプラントシャワーの2000倍に希釈して潅水し、定植することで活着が良くなります。

ピーマンの収穫

ピーマンは、適度な水分が必要です。土が乾燥しすぎないように、毎日のように水を与えることが必要です。特に、花が咲いた後の実をつける時期には、水分を十分に与えることが重要です。引き続き収穫まで月に一度くらいゲルマプラントシャワーを2000倍に希釈した液を潅水、または葉面散布して管理しましょう。収穫は実が十分に大きく色づいた時に行います(開花25日~30日くらい)35g程度で収穫。手で摘むか、はさみで切り取ります。果梗は短く切りましょう。取り遅れると品質が低下し、樹に負担がかかり、草勢が弱まるので注意が必要です。収穫後、ピーマンは直射日光が当たらない場所で保管しますと、長期保存することができます。

まとめとお礼肥えについて

以上が、ピーマンを栽培する基本的な手順です。注意点としては、害虫や病気に注意することが必要です。また、温度や水分、日照量などの環境条件によって、収量や品質が大きく変わることがあるので、適切な管理が必要です。弊社の製品を使ったおすすめの施肥スケジュールなどが書かれた栽培暦もぜひ参考にしてください。土づくりとしてお礼肥えに超堆肥源を5~10袋入れることで、病気のもととなる残根、残渣を分解し、翌年の地力を蓄えましょう。