BLOG

  • TOP
  • BLOG
  • りんごの栽培方法(植え付け)

2023年5月27日

りんごの栽培方法(植え付け)

日本で一番りんごの生産量が多いのは青森県です。全体の約6割をしめており、国外への輸出187億円のうち100億円分なのだそうです。(2022年調べ)2位の長野県、3位の岩手県などでもとてもおいしいりんごが作られています。品種も様々で、味の幅もあります。近年では貯蔵システムが確立され年中おいしく頂くことができます。一日一個は医者要らず。基本的な栽培方法と弊社の栽培暦と資材の紹介をまとめてみました。ご参考ください。

土壌の準備

りんごは、日当たりの良い場所で栽培されることが望ましいです。一度植えたらほとんど移動させることがない樹木ですのでしっかり場所を見極める必要があります。土壌は排水が良く、pHが約6〜7の中性かやや酸性であることが理想です。土壌の改良が必要な場合は、堆肥や有機質の追加、pH調整などを行ってください。

品種と苗木の選択

栽培したい品種のりんごを選びます。地域の気候や栽培条件に適した品種を選ぶことが重要です。
健康で良質な苗木を入手しましょう。地元の園芸店や苗木業者で入手できる場合があります。りんごは一本では受粉できません。自家結実性がほとんどありませんので、2本以上植えてください。

植え付け

春または秋に、苗木を植え付ける準備をします。通常、穴を掘り、根を傷つけないように注意しながら苗木を植え付けます。苗木の根元を地面と水平に揃え、根をしっかりと覆うように土を戻します。その後、軽く押さえて固定します。植え付け後、りんごの木に適切な水やりを行います。特に乾燥した時期には注意が必要です。過剰な水やりも避けてください。

肥料

成長期に合わせて、りんごの木に適切な肥料を与えましょう。窒素、リン、カリウムをバランスよく含む肥料が適しています。元肥として定植一か月前に10aあたり超堆肥源を5~10袋、ハッコウ肥料いのち特号を5~8袋、天然マグカル1~2袋を全面散布し、散布後耕うんします。地域の土壌やりんごの栽培条件に合わせて、肥料の種類と使用量を調整してください。

りんご栽培 植え付けのまとめ

りんご栽培には土づくりが欠かせません。しっかり定植した後も、病害虫・受粉やつる割れ対策などがあります。収穫後の土づくりなども含めた管理方法を次の記事でまとめております。こちらもご参考ください。りんごの栽培方法(管理と収穫)