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2025年10月16日

もう薬だけじゃ守れない!超堆肥源で病気に強い土づくりの実践法④

「結局、いつ・どれくらい使えばいいの?」これは、超堆肥源を導入する際に最も多くいただく質問のひとつです。資材としての機能や効果はわかっていても、施用のタイミングや量、頻度がわからなければ、せっかくの効果も最大限に活かせません。今回は、1年間を通してどの時期に何を目的として使うのかを分かりやすく整理しました。特に、春の立ち上がり・高温多湿の夏・病気が増える秋・冬越し前後と、季節ごとの注意点を押さえておけば、病害に強い芝生づくりがより安定して実現できます。

また、トラブルが起きた時のスポット施用の方法もあわせて紹介します。
超堆肥源を「継続的に」「賢く」使いこなすための年間スケジュールを、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

年間スケジュールで見る!超堆肥源を活かすタイミングと量

超堆肥源の効果を最大限に活かすためには、「どれだけ使うか」だけでなく「いつ・何の目的で使うか」が非常に重要です。芝生は季節ごとに土壌環境や病害リスクが大きく変化します。
その変化に合わせて施用することで、土壌の状態が安定し、病気が発生しにくい環境を継続的に維持できます。

ここでは、1年間のスケジュールをベースに、目的・作業・施用量をまとめた一覧表を掲載します。

時期目的推奨作業超堆肥源施用量備考
3月下旬〜4月春の立ち上がり、微生物活性化エアレーション後にすき込み300〜500kg/10a更新作業と同時に行うと定着性UP
6月上旬高温多湿期の病害予防表層散布+軽い灌水200kg/10a葉腐病・ピシウム病などの湿害対策に有効
9月下旬〜10月秋の回復・冬越し準備エアレーション後 or 表層散布300〜500kg/10a炭疽病やさび病など秋の病害リスクに対応
必要時(通年)病気兆候・活力回復表層散布+灌水100〜200kg/10aトラブル時のリセット・再生目的で臨機応変に

春のエアレーションとセットで効果UP

春先は芝生の立ち上がりと微生物の活性化が重なる重要な時期です。
ここで超堆肥源を「エアレーションと同時にすき込む」ことで、微生物が定着しやすく、効果が長持ちします。

土の中に空気の通り道ができた状態で微生物を入れてあげることで、より深く、より広く土壌全体に行き渡るのです。このタイミングの施用は、その後の1年を安定させる土台づくりにもなります。
コストパフォーマンスを重視するなら、まずは春の更新作業時の施用からスタートするのがおすすめです。

高温多湿期の病気予防にも有効

梅雨~真夏にかけては、芝にとって最も病気が発生しやすい時期です。特にピシウム菌や葉腐病、赤焼病などは、湿度と温度が高い環境で一気に広がる傾向があります。この時期に超堆肥源を表層から散布し、軽く灌水してなじませることで、微生物層を整え、病原菌の定着を抑えることができます。

殺菌剤のように即効性はないものの、**「病気を出さない環境を事前に作る」**ことが最大の目的。
高温多湿の前に1回入れておくと、芝生が荒れるリスクが大きく下がります。

秋の回復と冬越し前の対策も重要

夏に疲れた芝を回復させ、冬の休眠期に備える秋も、施用に非常に適したタイミングです。
エアレーションや軽い更新作業のあとに施用することで、根の張りを助け、翌春の立ち上がりにも好影響があります。特に、秋に多い炭疽病・さび病などに対しても、超堆肥源による微生物環境の整備は有効です。「秋の仕込みが冬~春の健康を決める」と言われるほど、ここでのケアが来年の芝質を左右するともいえるでしょう。

トラブル時のスポット活用法

「局所的に芝の色が悪い」「病気の兆候が出ている」そんなときこそ、超堆肥源のスポット施用が活躍します。方法はシンプル。トラブル部分に対して、100~200kg/10a相当量を均一に散布→灌水でなじませるだけ。これだけで、土壌微生物のバランスが整い、病害の広がりを抑えることができます。

また、ディボット補修の土に混ぜて使うことで、部分的な再生力も高められます。「困ったときに頼れる1手」として、超堆肥源はスポット的にも非常に優秀な資材です。


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