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2022年3月6日

にんにく栽培においては2回の追肥が重要

毎年5月から6月が栽培時期となるユリ科のにんにくは、全国のホームセンターや種苗店で手軽に購入できます。病害虫に強い等の理由で、家庭菜園でも育てやすいにんにくの場合、土作りや植え付け等の仕方が重要となってきます。ここでは、初めてにんにくを栽培する際に必要な点を、芽かきや追肥に関するポイントを含めて、いくつか紹介していきます。

にんにく栽培に必要な土作り

【リンク】にんにくの栽培暦

にんにくを栽培する目的で土作りをする場合、植え付ける前に必要な処理をしておく必要があります。4週間前から堆肥を、石灰資材を施肥し事前に耕すといった具合です。このタイミングで超堆肥源を5〜10袋、天然マグカルを3〜5袋、ハッコウ肥料いのち特号を5〜8袋を施肥し耕すことで、微生物バランスを改善し、pHを整えることできます。株間、及び条間をそれぞれ15センチメートルほど確保しながら、畝を立てます。なお、にんにくは酸性が強い土壌では育ちにくいため、phが5.5から6.0になるよう、石灰で調整を行う点が、大きなポイントです。
また、にんにくは冬の乾燥に弱いため、定期的に水やりを行う必要がありますが、水分が溜まりすぎないよう、水はけのよい土作りも重要となります。水はけの悪い圃場では畝を高くすることをお勧めします。

肥料選びと追肥がにんにく栽培では重要

10月初めに種まきが行われるにんにくの場合、寒い冬でも耐えられる土づくりが重要となります。6月の収穫を迎える前に、追肥をする必要がありますが、ハッコウ肥料いのち特号を元肥で使用しますと、ハッコウ肥料いのち特号は効き目が長いため追肥の手間を省くことができます。3月と4月に1回ずつの追肥を行いますが、こちらもハッコウ肥料いのちの特号を20kg使用することで、ニンニクの球を大きくすることができます。

地温上昇、雑草抑制のためにマルチを使用

にんにく栽培では、マルチを使用することをお勧めします。マルチで覆うことで地温が上昇し、雑草の抑制にもなります。にんにく専用マルチがありますが、黒色、緑色(透明)があります。一般的には黒を使用しますが、緑色の方が光を透過するため、より地温上昇効果があり、収穫期をはやめることができるなどのメリットがあります。圃場によって使い分けることをお勧めします。

生育阻害を防ぐために芽かきも重要

種を蒔いてから30日後に、にんにくが発芽しますが、1株から2本以上の芽が出るケースがあります。放っておくと、生育障害を引き起こす可能性が高くなるため、勢いの弱い芽をかき取る作業も不可欠です。芽を抜く際には、勢いの強い芽の生え際を抑えながら、弱い芽を抜く点が重要になります。にんにくは生長していく過程で、地上に花芽をつけます。この地上の花芽を放っておくと、本来地下にあるにんにくの肥大に使われる栄養分が地上部の花芽に奪われてしまいます。地上の花芽は見つけたら早めにつみ取ることで、にんにくの球を大きくすることが可能です。この作業は芽かきとも言います。

まとめ:にんにく栽培に土作りと追肥等は必要不可欠

にんにく栽培では、にんにくが育ちやすい土作りや、発育障害を防ぐための芽がきといった作業は、必要不可欠です。また、10月から6月まで栽培を行うにんにくは、生育に適した土作りと肥料の使用方法が重要となります。3月と4月に行う2回の追肥により、にんにくの大きさが決まるといった点で、極めて重要な作業と言えます。
薬剤散布を行う際にゲルマプラントシャワーを使用することもにんにくを大きくするために重要なポイントとなります。
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