メークイン、男爵を筆頭に我が国ではおいしい馬鈴薯があります。日本各地ではいろんな呼び方をされていますが、馬鈴薯は北海道での呼び方とされています。由来は馬に付ける鈴に形が似ていることからついた名前だそうです。今回の栽培方法の記事は、生産量日本一の北海道に敬意を表して馬鈴薯で話を進めてまいります。
馬鈴薯の品種選び
馬鈴薯の栽培には、地域の気候や栽培条件に適した品種の選択が重要です。耐病性や収穫時期なども考慮し、品種を選びましょう。種芋は市販されている病気に侵されていないものを用い、毎年更新したほうが良いです。種芋は通常、2.5〜5センチメートルの大きさのものを選びます。大きすぎる場合は切り分けることができますが、各切り口には2〜3個の芽があるようにします。種芋は収穫前の2〜4週間前に発芽させると良いです。
馬鈴薯の土づくり
馬鈴薯はナス科の植物です。連作を嫌いますが、微生物たっぷりの持続可能な土づくりをすることで、毎年同じ圃場でも連作しておられる方が多くいらっしゃいます。おすすめの施肥設計は、10アール当たりシンボル707を5~7袋、グアノリン酸を3~5袋、竹の王を表層施肥で10~15袋となります。
馬鈴薯の定植
種芋に切り口がある場合、切り口部分の消毒ですが、かつては石灰や灰を付ける手法がありました。現在ではそれが病気のもとという説もあり、マストではありません。専用の薬が販売されておりますので、そちらがおすすめです。植え付けは、春、霜の心配がない時期に行います。切り口を上に向けることで根が長くなり、芋の量が増えます。地上から10〜15センチメートルの深さ。種芋同士の間隔は30〜40センチメートル、畝幅は60〜70センチメートル程度に保ちます。PHは弱酸性が最適で、5.0~5.5にしましょう。PH が高くなるとそうか病は多発します。
馬鈴薯の栽培管理と収穫
基本的に露地栽培の場合、定植時の潅水のみで収穫を迎えて大丈夫と言われています。大きい芋をたくさん採るには芽かきと土寄せが必要です。土寄せと同じタイミングで追肥しましょう。マルチ栽培も可能です。その場合は液肥で追肥しましょう。収穫時期が重要です。通常、植え付けてから70〜120日程度で収穫が行われます。馬鈴薯の茎や葉が枯れ、花が咲いた後に収穫することが一般的です。株元を掘り起こし、地下に形成された塊茎(馬鈴薯)を収穫します。
馬鈴薯の栽培まとめ
これらの手順に従って馬鈴薯を栽培することで、美味しい収穫物を得ることができます。ただし、地域の気候や状況に合わせて微調整することも大切です。収穫後の芋は表面がぬれたまま積み上げると腐りやすく、直射日光に当てると緑化して品質を損ねるので、風通しの良い日陰で広げて乾かしましょう。保管場所は風通しの良い冷暗所がおすすめです。おすすめ商品の一部は弊社ECサイトでも購入することが可能です。株式会社五光・通販サイト☆